怪我をせず音ゲーをプレイするためにやるべき4つのこと
こんにちは、るわらんです。
突然ですが、怪我って恐ろしいですよね。
怪我をすることで数週間や数ヶ月不便な生活を強いられたり、スポーツ選手であれば大きな怪我により引退に追い込まれることもあります。
音ゲーも怪我と無縁ではありません。
怪我の程度によっては長期間プレイが出来なくなり、腕前も落ちてしまいます。
怪我をしてから後悔するようでは遅いので、ぜひ本記事を読んで頂き、怪我をしないようなプレイを心掛けてください!
音ゲーマーによくある怪我
まず、音ゲーマーはどのような怪我をしやすいか学んでおきましょう。
腱鞘炎
弐寺・ポップン・jubeatなど、指を酷似するゲームでは腱鞘炎になりやすくなります。
腱鞘炎とは、指の酷使により、腱(筋肉と骨を結合する組織)と腱鞘(腱を包んで支える組織)が摩擦で炎症を起こすことで痛みや腫れが生じる症状です(下記の図2)。
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炎症が進行すると、指を伸ばす際にひっかかるような感じがする「ばね指」という症状になってしまいます(上記の図3)。
悪化すると少し手を動かすだけでも激痛が走り、日常生活にも支障をきたすことになってしまいます。
発症してしまうと注射等の治療を施したとしても効果が現れるまで2~3週間はかかりますので、指や手首に痛みを感じたらすぐ安静にするなど、重症化する前に抑えるようにしたいですね。
爪割れや切り傷・擦り傷
ボタンを押すゲームでは、ボタンの溝に爪が挟まってしまい爪が割れるという事態が発生します。必ず音ゲー前には自分の爪を見て、長ければ切る習慣をつけましょう。
また、指や手のひらが溝に挟まることで皮が切れて出血してしまうことや、摩擦で擦れてしまい傷が出来てしまうこともあります。
軽い切り傷や擦り傷であれば1週間程で完治しますが、爪割れであれば爪が伸びて回復するまで数週間を要してしまいます。
肉離れ
これはDDRなど激しい運動をするゲームにありがちなのですが、急に無理な動作をすることで収縮した筋肉が急に引っ張られて損傷する、肉離れが起こることがあります。
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私は経験がないのですが、発生したときに「プチッ」という切れた音が聞こえることがあるとか……恐ろしいですね。
肉離れについては、完治までに3週間~3ヶ月ほど要します。
長期間音ゲーから離れてしまうと腕前が落ちるだけでなくモチベーション低下の原因にもなるので、なんとしても避けたい怪我です。
つき指
指に外方向に力が加わることで腱が切れたり腱から骨が剥がれてしまうこと(剥離骨折)があります。いわゆるつき指です。
軽度のものであれば腫れや痛みを伴うだけで自然に回復しますが、ひどく痛みを伴う重度のものであれば、たかがつき指だと軽視せず病院に行きましょう。放置すれば指が曲がったまま骨が固まるなど、指が変形してしまうおそれがあります。
怪我せずプレイするためにやるべきこと
音ゲー中に発生する主な怪我についてご覧頂きましたが、怪我は発生前に防ぐことが肝要です。
怪我をすれば痛みに苛まれ、日常生活に支障をきたし、音ゲーも満足にできなくなります。
「私は大丈夫!」と思っている方こそご注意ください。精神論ではありますが、慢心こそが怪我の元です。
具体的にどうすれば怪我を未然に防げるかについて、以下でご紹介したいと思います。
プレイ前のストレッチ
プレイ前には手首・指・足など、プレイする音ゲーで使う筋肉をしっかりゆっくり伸ばしてください。
また、指をグーパーしたり、反対の手で指を押さえて外側にゆっくり曲げることで手首・指の可動域を広げて腱鞘炎やつき指の予防とすることができます。
手首のストレッチの一例
絆創膏や手袋を使う
絆創膏は怪我をした箇所に貼って外部からの細菌を防ぐのが本来の使い方ですが、絆創膏は怪我の予防にも使えると私は考えております。
指や手首の骨が出っ張っている箇所や、擦り傷をしやすい箇所に予め貼っておくことで、絆創膏がクッションの役割をして怪我を防ぐことができます。
百均であれば50枚100円といった格安で購入することができるので、よければお試しください。百均の絆創膏は剥がれやすいのが弱点ですが。
また、絆創膏と同様に、手首や指を使うゲームでは手袋をクッションとして利用することで怪我を予防することができます。
手袋の他のメリットとしては、摩擦を軽減することで素手の時よりも滑りやすくなるため、手を滑らせる際の引っ掛かりを少なくすることができます。
そのため、スライドが多用されるCHUNITHMやmaimaiなどの音ゲーでは手袋を用いたプレイヤーが散見されます。
適正レベルより数段階下の譜面からプレイする
その日初めてプレイする時には、高難度の譜面からではなく自分の実力で容易にクリアができる、数段階下の難易度の譜面からプレイしましょう。
まだ体が暖まっていなかったり、脳がしっかり働いていなかったりするので、いきなり高難度に挑戦すると必死にノーツを処理しようとした挙げ句手や足があらぬ方向に曲がるなど、怪我のリスクが高まります。
しっかりと休息を取る
ちゃんとストレッチをしていても、長時間ぶっ続けでプレイをしていると怪我のリスクは高まります。
特に腱鞘炎は指を使えば使うほど発症のリスクが高まりますので、「高難度は1日20曲まで」「一日のプレイ時間は3時間まで」など自身でルールを決めてしっかり休息を取るようにしましょう。
プレイスタイルを見直す
無理な姿勢でプレイしていたり、自分の実力を遥かに越えた譜面を連奏していると怪我のリスクが非常に高まります。
力に任せて腕を思いっきり振った挙げ句つき指になることや、認識も出来ていない譜面を必死に取ろうとして指を擦り剥くことがその一例です。
これを防ぐために、一度自分のプレイ中の姿を動画に残して客観的に見ることをオススメします。
猫背になりすぎていたり、力が入り過ぎていたりなど、怪我に繋がる要素が明らかになることがあります。
怪我とは関係ないのですが、私は必死でポップンをやっている時はお尻をすごく振っているようです。単純に恥ずかしい……。
怪我をしてしまったら
予防をしているとはいえ100%怪我を避けられるわけではありません。
怪我をした時に一刻も早く本調子に戻すにはどうすればよいでしょうか。考えていきましょう!
プレイをやめる
怪我をしたら暫くプレイをやめてください!
「一刻も早く上達したいから怪我でもやるぞ」というのは逆効果です。怪我が重症化してしまい、復調をより一層遅らせることになります。
日常生活でも患部を使うような動作はなるべく避けた方が良いでしょう。
ただ切り傷や擦り傷であれば、絆創膏などでしっかり患部を保護できているならプレイしても問題はありません!
早い段階で病院に行く
よく分からないことに関しては専門家に任せるのが一番です。
怪我が重症化する前に一度病院で診てもらうことをおすすめします。
症状を改善する方法を教えてもらえたり、腱鞘炎であれば症状緩和の注射を打ってもらえたりなど、自然回復に任せるよりも早く安全に治すことができます。
早く治したい時ほど病院に行くようにしましょう!
重症化すればするほど完治が遅くなってしまうことを重々ご承知ください。
別の音ゲーをプレイする
怪我で足を使えないならば手を使えば良いのです。
逆に、手を使えないならば足を使えば良いのです。
ほとんどの音ゲーでは手を使うため、例えば腱鞘炎になるとそれらの音ゲーがプレイ出来なくなります。
しかし、DDRは足を使うゲームです。手が使えなくなってもプレイできます。他の音ゲーでも活用できる譜面認識力や体力が鍛えられ、なんとダイエットにも効果的です。
手を負傷している以上、もちろんバーを使うのはやめてくださいね!
まとめ
音ゲーにおける怪我について考えてきましたが、重要なのは発症する前に防ぐことです。
プレイ前にはストレッチや爪の確認など、やるべきことをルーティン化しましょう。適度な休憩もお忘れなく。
もしそれでも怪我をしてしまったら、プレイをやめて早い段階で病院にいきましょう。治療に取り組むのが早ければ早いほど、完治にかかる時間が短くなります。
とはいえ、トッププレイヤーに怪我はつきものです。
仮に怪我をしたとしても「もうダメだ、皆に追い付けない……。」などと悲観視することはありません。
むしろ「音ゲーで怪我をできるほどやり込めている。これはもうトッププレイヤーといっても過言ではない!」ぐらいに捉えられるとモチベーションの低下防止にも繋がります。
実際長期間音ゲーから離れることで悪い癖が抜けるなどのメリットもありますしね。
皆さんが怪我なく楽しい音ゲーライフを送れるよう祈っております!